林業で必要な資格

チェーンソー資格(伐木等の業務に係る特別教育)の取得体験記。林業に従事するなら必須の資格。

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最近、再び注目が集まっている林業。専業ではなく自伐林業という形で兼業で林業に従事するスタイルが徐々に広がりつつあり、それにともない注目度も高くなっています。

林業に従事するために必須の資格となるのがチェーンソー資格です。

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正式名称は「伐木等の業務に係る特別教育(大径木)」。こちらの資格は2日間(計16時間)の特別教育を受講することで資格を取得することができます。

伐木等の業務に係る特別教育は2種類あり、講習時間がことなります。
・70cm以上の大径木 ⇒今回紹介する資格
・70cm未満の小径木

林業に携わる場合は70cm以上の大径木を対象とした資格を受講することになります。

1日目は学科、2日目は実技(チェーンソーの整備と目立て、操作実技)と2日間みっちり講習を受講しましたので、体験記としてまとめておきます。

1日目の学科

1日目の学科では伐木に必要な知識と事故事例を学びます。

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伐木するために必要な知識は多くありますが、その中でも安全に木を切るために必要な数字を覚えます。

基本の切り方として、受け口と追い口といわれる2つの切り込みをチェーンソーで入れて木を伐倒します。

それぞれどういうふうに受け口と追い口を入れるべきかという方法論があり、角度やどこまでの切り込みを入れるかの目安があります。それをしっかりと頭に叩き込み、実践で活用して活きた知識に変えていく必要があります。

現場でもとても大事になる知識です。チェーンソー資格取得後に、実際に山に入り木を伐倒しました。森林組合の方が指導してくれましたが、教科書で学んだ知識が大変役に立ちましたし、必須の知識です。

伐木は危険な作業。必要な伐倒理論は覚えておく。

それ以外では、チェーンソーの構造や伐木作業による事故事例を学びました。

伐木という作業がいかに危険なものかを知り、なぜ事故が起こったのか、どんなことをしてはいけないのかについて学ぶことは、自分自身の安全を守ることにつながります。

2日目 チェーンソーのメンテナンスと実習

2日目は実習がメイン。
まず最初にチェーンソーの構造、各部位の名称、キックバックを起こす箇所についてなど基礎知識を学びます。

2日目の前半はチェーンソーのメンテナンスについて学びます。メンテナスとは清掃と目立てです。

チェーンソーの清掃は分解と組み立てがムズカシイ

チェーンソー清掃は毎回の作業後の清掃、週次の清掃、月次の清掃に分けて講師の方が実演してくれました。

その後、班ごとに分かれて清掃実習開始。

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班のメンバーであーでもない、こーでもないといいながらチェーンソーを分解し、清掃していきます。

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これでもかというくらい清掃しがいのあるチェーンソーを実習で準備してくれていました。
分解するのはいいけども、組み立てがムズカシイのがチェーンソー。一度で覚えられるものではないので繰り返しの反復が必要です。

伐木の腕はチェーンソーの目立て次第

次にチェーンソーの目立てを学びます。とても大事なのが目立て。
目立てとはチェーンソーの刃(ソーチェーンといいます)を丸ヤスリで削り、チェーンソーの切れ味をよくする作業です。

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実際に山で伐木作業に従事した際に、森林組合の方に教えてもらったことですが「伐木の腕はチェーンソーの目立て次第」だということ。よく目立てされたチェーンソーを使えば、滑らかに木を切ることができ、作業負担も少なく安全だといいます。

こちらも反復と試行錯誤が必要になるので、実践する中で腕を磨いていくしかありません。

丸太切り、受け口の実習

2日目の講習の最後はいよいよチェーンソーを使った実習。準備された丸太を使っていざ実践。

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まずは丸太切りという基本的な切り方を練習します。横なった丸太に対して垂直に切るのが丸太切り。
上から切る、下から切るの2パターンを練習します。

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応用として、突っ込み切りも併せて練習しました。突っ込み切りはキックバックしないようにチェーンソーの刃を入れて、丸太に対してチェーンソーを突き刺す切り方です。

チェーンソーの刃の先端上面はキックバックを起こす箇所なので、まず下面をあてて切り込みを入れたうえで突っ込むという切り方を練習しました。

参考:チェンソー・刈払機のキックバック|森づくり安全スポット情報 – 森づくり安全技術・技能全国推進協議会

次に受け口の入れ方を練習します。
まず真横に切り込みを入れて、斜め45度から最初の切り込みに向かって刃を入れます。

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一度でやろうとせず、なんどか修正をするつもりで切り込みを入れていくのがポイントだそうです。

なお実習の際は、チェーンソー防護衣であるチャップスを着用します。特殊繊維がチェーンソーの刃に絡まり刃を通しません。

修了式と資格賞授与

チェーンソーの実習を終えるといよいよ修了式です。
講師の方から2日目の総括と事務局の方から1名ずつ名前を呼ばれて資格証を授与していただけます。

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林業に従事するために必須の資格であるチェーンソー資格。2日間の講習を終えて、資格証を受け取る瞬間は達成感があります。

ではでは。

 

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